1冊目|ライドンキング (著:馬場康誌)  


本日は近頃お気に入りの漫画をご紹介します。

ライドンキング 馬場康誌 シリウスKC(講談社)

 主人公のキャラクタが強烈すぎて、一巻ではまだ出落ち扱いされてたようですが、三巻現在、物語はどんどん面白く展開しています。主人公は熱くて漢気のある大統領。常温ヒーローがもてはやされている異世界転生・召喚物とは一線を画しています。

 主人公はブルジア共和国の終身大統領、アレキサンドル・プルチノフ。テロリストを一人で撃退してしまう強者ですが、戦った時のアクシデントで意識を失い、気がついた時には異世界にいました。しかし数多の戦いをくぐり抜け祖国ブルジアを独立に導いた主人公は、それしきのことでは動じません。自らの騎乗欲に素直に従いながら、異世界での地位を確立していきます。三巻ではすでに王国から領地を奪い建国しちゃってます。

 異世界ものにつきものの主人公の特殊能力ですが、これも全部プーちゃんが現実世界で身につけた武術ベースなのが面白い。魔法は使えないけど気は操れるプーちゃんは閃光魔術師(シャイニングウィザード)として異世界で名を馳せるわけです。そんでもってばか強ええ!!

 考えてみればプルチノフのモデルとなった某国の大統領も漫画みたいなキャラクタだよな。

著者の馬場康誌さんのプーちゃんへの愛が大爆発している快作です。空手小公子からゴロセウムへの迷走は、全てここに帰着するための過程だったのね。最近出た三巻はさらに面白くなってた!合体とかするし!ヴァリエーションがあるし!

念願のケンタウロスに騎乗したプーちゃんの「こういうことではないっ!」が好き

騎乗欲というフェチを新たに生み出してしまったのがすごい

馬場先生の画力で描かれるファンタジーは大迫力です。出てくる人外の生き物もみんな魅力的。僕もポッチに騎乗してみたい!

三巻終盤でジェラリエお姉さまを超える魔境の住人、魔族が出現。今から四巻が楽しみです!

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