8冊目|超嗅覚探偵NEZ (著:那州雪絵)


本日ご紹介するのはこちら!

超嗅覚探偵NEZ 【全3巻】 那州雪絵  HCS (白泉社)

那州雪絵さんも私の大好きな漫画家さんです。長く描いてる人だけど、ずっと面白いです。

 人並み外れた嗅覚の持ち主、探偵社社長(従業員はマリコちゃん一人)の松下操。彼は嗅覚によって人の過去の行動を追跡できるわけです。目の前の人間が何を考えてるかとか、その精神状態とかも匂いでわかる。本筋じゃないけど、中学生時代に好きな女の子が他の男の子が好きなことも(しかも欲情した匂いで)わかると言うエピソードが切ない。匂いは勝手に鼻に入ってくるから、知りたくないことも知っちゃう、気の毒な主人公。

 ざっくり説明すると彼が同窓生の神保刑事と様々な事件解決に挑むお話です。

 すごいですね。嗅覚ってこんないろいろわかるんだ!で、それぞれがちゃんと説得力があるので、面白い。最後はラスボスっぽいイカヅチが出てきて、事件のスケールがデカくなる。神保刑事と松下くんの青くさいやりとりがもうツボで。大好き。終わり方も好きです。不透明なままの未来に、それでも進んでいくしかない感じが。前向きな終わり方。

もう那州さんの漫画は登場人物がみんな魅力的で……ちなみにこれが乙女ゲーだったら芳谷推し。大好きです

また配信の遅そうなところを……

昔、松下操のOLバージョンを読んだことがあるよ。あれも面白かったのでオススメ!機会があったら読んでみてください。

白泉社文庫「それからどしたの?子猫ちゃん」に収録されていますね

まだ本屋で売ってるかわかんないけどね!

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